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スーパープレッシャー気球搭載型極限宇宙天文台2号機 (EUSO-SPB2)はマルチメッセンジャー天文学に向けた次世代宇宙天文台の先駆実験です。EUSO-SPB2ではエネルギーが1015eVから1018eVの宇宙線の観測、地球をかすめて飛んでくるタウニュートリノを検出する際にバックグラウンドとなるような発光現象の調査、ANITA(Antarctic Impulse Transient Antenna)実験グループが報告した上向き宇宙線事象の紫外線/可視光での探索を行います。

ペイロードは現在、設計製作の段階で、1m口径の光学望遠鏡2台で構成されています。1台は大気蛍光望遠鏡でエネルギー約1018eV以上の宇宙線空気シャワーから発する紫外線蛍光の軌跡をとらえます。もう1台はチェレンコフ望遠鏡で1015eV以上のエネルギーを持つ宇宙線空気シャワーからのチェレンコフ光を紫外線/可視光領域で検出できるように設計されています。2022年の気球放球を予定しています。

ゴンドラに組み込まれたEUSO-SPB2ペイロード。望遠鏡、太陽電池パネル、アンテナ、バラスト投下装置などからなる(設計途中の完成予想図)。
参考文献
  1. L. Wiencke et al., “The Extreme Universe Space Observatory on a Super-Pressure Balloon II Mission”, PoS(ICRC2019)466 (2019).
  2. P. W. Gorham et al., “Observation of an Unusual Upward-Going Cosmic-Ray-like Event in the Third Flight of ANITA”, Phys. Rev. Lett. 121, 161102 (2018).